残骸 別館

感想文です.

映画感想 4/19〜4/28

4/19 黒い十人の女

ずいぶん前に録画しておいてBDに入れておいたので見ることにした。監督は市川崑なのでフランス映画っぽい画だった。この映画はおしゃれサスペンスですね。とにかく憎めない不倫する男が船越英二なのでちょっと滑稽なところがマッチしてよかったですね。しかしおしゃれサスペンス。いろいろと女のドロドロでどす黒い部分が後半につれて濃くなっていくのがすごい。ラストの燃えるダンプカーだったかトラックがいろいろな意味が出てそうで怖かった。モノクロ映画だけどコントラストを活かしたのがカラーと違う味を引き出してるところもオツでした。

 

4/20 浮草

小津安二郎の映画もあったことを思い出して、本当は秋刀魚の味が見たかったけど、丁度コレも見たかったので見た。いいですね。最高の夏っぽい映画でしたね。特に物語も登場人物の説明とその場での事件が起きてその後どうなっていくかという過程の一部をトリミングするところはシナリオとしてはシンプルでベーシックなのに小津安二郎の画の魅力的なカットやアングルが映える。いいですね。最高です。特によかったのは序盤に到着してビラを撒くシーンと郵便局で誘うシーンと夕立の中で口喧嘩するところとかがよかったですね。いいですよ、小津安二郎

 

4/21 秋刀魚の味

20日に見たかった映画でしたが、これもよかったですね。浮草とまた違って、団地が出来上がる東京の穏やかさっぽいところとか、ショットバーに先生のラーメン屋とかいいですね。やっぱり小津安二郎の映画の低い位置から撮影するのは座敷文化しか出ないアングルなんだろうなと思った。低い位置な分、見る人間もその一部始終を目にするところがドキュメンタリーっぽくて、その辺が日常を舞台にした映画としてはいいリアリティなんだろうなと思う。最後の酔っ払ったお父さんのシーンは哀愁があってよかったですね。

 

4/24 巨人と玩具

すごくドロドロして黒い映画でした。カラーでしたけど、なんともどす黒い映画でした。黒い十人の女と比べたら、まだ黒い十人の女はサラサラしている映画だったけど、こっちは企業のわがままと大人の汚さと振り回される個人がグルグル渦巻いていくところがなんともギトギトした映画だった。良かったというと気分を落とす映画だったし、内容も封切りしたころから変わらない体質をずっと引きずっている社会なので、思いっきり気分が悪くなります。明日から無職になる人にはオススメの映画ですね。

 

4/26 鷲と鷹

検索をかけると大体邦画の方が出るけど、こっちはアメリカの西部劇の映画です。リーヴァン・クリーフが渋い。渋い俳優が渋くクールに演じるのはとても宜しいですね。この映画は盗賊団が開拓したばかりの川沿いの町から住民を渡し船で守ってイカサマ神父をボコボコにして、方や強盗団のリーダーは薬でダメになっちゃうし、狩に出てた旦那を人質にしたらおもいっきり馬を逃がされて人質もとられちゃって、最後は神父が作ってた教会をバラして作った船で渡し船を強襲しようとしたけど返り討ちにやられて終わるという映画だったけど、これはこれで見る映画としては楽しかったし、よく見る西部劇としてはなかなか見ない船を使った映画だったし、これはこれでよかったですね。しかし強盗団、お前たちもう少しなんとかできなかったの…。まあ悪党なので仕方ないけど。

 

4/27 狼たちの午後

ドックデイズつって、アメリカとかヨーロッパの方は猛暑の時を示す言葉らしけど、邦題なんとかできなかったのかなと思った。しかし結構面白かった。銀行強盗に失敗して、警察と交渉する中で銀行強盗側と銀行員たちのやりとりが面白かったし、終盤までは緊張感が無くて犯人側よりもそれを煽る野次馬とマスコミに刑事が逆に事件を加速させていくのが描かれていた。犯人側はシンプルな計画で終わる筈だったのにいろいろとややこしくさせていくのと、最後に仲間が撃たれて逮捕される時にアル・パチーノが悔やむところは今までのシーンが全て悲しく見えてくるのは面白かった。とてもよかったですね。

 

4/28 探偵物語

ザ・角川映画です。薬師丸ひろ子が可愛いですね。松田優作もカッコイイですね。まあ角川映画絶頂期の映画でしたんでアイドル映画なものでしたが、なかなか面白かったですね。しかし本当に当時こんな感じの文化だったんですかね。田舎でしたしまだ生まれてない頃のでしたんで、まあそんな感じの文化でしたんでしょうね。しかし若い女優さんがホテル街を歩く…。すごい映画ですね。